スマホをタップすれば、数分でいれたてのカフェラテだったり紅茶を部屋までロボットが持ってくる。なーんて未来がすぐに現実になるかもしれない。
●日本郵便
日本郵便は2020年9月から、東京都内の路上で自動運転の郵便物配達ロボットの実験を開始しました。
プロトタイプは重さ30kgまで荷物を運ぶことができ、時速6kmと歩行速度よりもわずかに速い。
カメラやセンサーを内蔵しているため、赤信号での待ち時間や歩行者や車を避けることができる。
今後は、遠隔監視システムを使って安全に操作できるかどうかの検証を行う予定です。
●パナソニック
パナソニックは、東京郊外にある藤沢サステイナブル・スマートタウンの施設でロボットのテストを行っています。
ロボットは、特定のルート上で複数の店舗や家庭で食料品を受け取り、配達することができるように設計されている。
パナソニックは、ビッグデータを活用して、個々の顧客のニーズに対応できるようにしたいらしい。
●楽天
楽天も神奈川県横須賀市で配達ロボットの試験運用を開始しました。
横須賀市は高齢化に悩まされており、曲がりくねった道や急な坂道での移動が困難な住民を楽天のロボットが助けてくれることを期待しています。
課題
続々と各社が参入している配達ロボットですが、課題は二つあります。
●1つは交通安全です。
ロボットには、遠隔監視センターに連絡する緊急センサーなど、さまざまな安全機構が搭載されていますが、本当に安全かどうかは心配です。
●もう一つはコスト。
人間のスタッフによる1対1のモニタリングが必要で費用は膨大なものになりかねません。
2021は自動運転ロボットの年
日本政府は、より多くの企業の参加を促すために、法改正などで対応する予定だそう。2021年はコロナがどうなるか分かりませんが、自動運転ロボットが盛り上がる年になるのは間違いなさそうです。